雑草という名の草はありません | 2026-04-26更新 | 武蔵野市・三鷹市・杉並区の不動産|ピタットハウス武蔵境店・阿佐ヶ谷店
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雑草という名の草はありません2026-04-26
春になると、多摩川沿いや近くの公園には、食べられる野草が普通に生えている。
特別な山に行かなくてもいい。
昔からこういうものが好きで、季節ごとに少しずつ採っては食べている。今回採ってきたのは、からし菜と野蒜、それからふきのとう。
どれもこの辺りではよく見かけるものだ。
普段は気にも留めない草だけど、知っているかどうかで価値が変わる。スベリヒユやオランダガラシ、よもぎ、イタドリなんかもよく採るし、場所によってはタラの芽が出ていることもある。
わざわざ買わなくても、自然の中に普通にあるというのが面白い。採ってきた野草はしっかり水で洗う。
特にふきのとうは葉の間に汚れや虫が入りやすいので丁寧に確認する。
こういう手間も含めて、季節を扱っている感じがして嫌いじゃない。からし菜と野蒜はパスタにした。
味付けはシンプルだけど、この組み合わせは小説『植物図鑑』で知ったレシピだ。
あの作品は、野草の描写も面白いけれど、少しだけくすぐったい恋愛の空気感が印象に残っている。
料理としてもちゃんと成立していて、実際に作ると本当に美味しくて今では定番のメニューだ。


ふきのとうは天ぷらにする。
これはもう苦味と油の相性が最高にいい。
春を食べている感じが一番強い。


こういうものを食べていると、ただの食事というより「場所と季節をそのまま取り込んでいる」感覚になる。
どこに住んでいるかで、こういう楽しみができるかどうかは大きく変わる。不動産の仕事をしていると、どうしても駅距離や間取り、利回りといった数字で物件を見てしまう。
近隣の確認といえば、コンビニやスーパーといった利便性に目が行きがちだ。でも実際には、「その場所でどんな時間を過ごせるか」の方が生活に与える影響は大きい。
遠くの大きな公園に行かなくても、自然や季節を感じられる場所が身近にあることは、とても素敵な事だ。池や川、雑木林やちょっとした丘。
そういうものが近くにあることは、思っている以上に贅沢なことだと思う。
散歩の途中で季節を感じられるかどうか。
それだけで、日常の質は確かに変わっていく。物件を選ぶとき、家の中だけでなく、その周りにどんな環境があるのかを少し意識してみる。
便利さとは別の軸で、自分に合う場所が見えてくることもあるかもしれない。
ページ作成日 2026-04-26

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